ある学生の自由課題

自由課題とは、自ら設定し達成する課題のこと。ニート志望だったある学生が、”テーマ”をもって”課題”に挑戦し、一歩ずつ変化していく…はず!

かだい3:『本を読む本』を試してみる ~実践だ~

どうも、やよいっちです!

 

世の中には様々な自己啓発本や指南書があり、それを読むと「あぁ、自分もこうなりたい!ここに書いてあることを身につけて成長したい!」と熱くなることがあると思います。

 

でも実際のところ、一つの本に書かれていることを自分の血肉になるほどやり込むことはなかなか無い…それどころか、一度も実践しないで終わることの方が多いのではないかと思います。

 

…というかこれ全部僕のこと言ってるんですがね(笑)

 

それではもったいない!ということで、今回のテーマは

実践だ

です!

 

 どんな素晴らしいことを学んでも、それを実践して自分のものにしなければ何の意味もありません。お店に行って、欲しいものを見つけて「おぉ、いいなぁ、欲しいなぁ」と思うだけで何もしないのと同じです。

 

実践をしてこそ、その技術が、知恵が、実体となるといいます。今回はそんな感じで、”実践”をしていきます。

 

では何を実践するのか。それが今回の自由課題、

『本を読む本』を試してみる

です!

 

  • 『本を読む本』とは…?

 

『本を読む本』てご存知ですか?

M.J.アドラーとC.V.ドーレンによる、「知的かつ実際的な読書技術をわかりやすく解説してくれている、自らを高めるための最高の手引書」だそうです。(裏表紙参考)

僕がこの本を知ったのは大学の課題図書だったからですが、調べてみると「もはや読書論の古典とあがめたてまつられている」らしいです(笑)

 

学生生活も折り返しを迎え、そろそろ本格的に勉強せねば!と思っていたので、この読書法をぜひ身につけたいと思います。

 

さて、この『本を読む本』によると、読書のレベルには4段階あり、以下のようになっているそうです。

 

最初のレベルは「初級読書」

→「その文が何を述べているか」というレベル。例えば「猫が帽子の上に座った」という記号がそれを意味しているということわかるか。

第二レベルは「点検読書」

→与えられた時間内にできるだけ内容をしっかり把握することが目的。「その本は何について書かれたものか」「どのような種類の本か」

第三レベルは「分析読書」

→徹底的に読むこと。読み手は本の内容に関して、系統立てていくつもの質問をする。取り組んだ本を完全に自分の血肉と化すまで徹底的に読みぬく。

最後のもっとも高度な読書シントピカル読書

→比較読書法と呼ぶこともでき、一つの主題に関して何冊もの本を相互に関連付けて読む。単に各テキストを比較するのではなく、「それらの本にはっきりとは書かれてない」主題を発見し分析することもできるようになることが必要。

  

  • 『「ココロ」の経済学』を点検読書!

 

さて、『本を読む本』を実践するためには当然本を読まなければいけないのですが、今回は依田高典さんの著書『「ココロ」の経済学ー行動経済学から読み解く人間のふしぎ』で実践してみたいと思います。

 

また、今回は上の読書レベルで言う、「点検読書」まででとどめておきます!(長くなりすぎてしまいそうなので汗)

「分析読書」以降は次回に持ち越します!

 

「点検読書」はできるだけ早く本の概要を理解する読み方ですから、実際本を読み始める前に分かることは見ておこうという発想になります。それが「点検読書」の第一段階「組織的な拾い読み」です。さっそく手順に従ってやってみました!

 

  • 表題や序文を見る

『「ココロ」の経済学-行動経済学から読み解く人間のふしぎ』

「ココロ」と「経済学」という奇妙な組み合わせを既存の枠にとらわれずアプローチしたい。通常の行動経済学より広めのテーマを扱う。経済学の新しい息吹の一端。

  • 本の構造を知るために目次を調べる

一応一通り見たけれど前提知識が皆無なのでどういう展開をしているのか単語を見ただけではわからない。とりあえず、心に注目して、合理的でない要因などを探り、それを神経といった生物的観点へも話を広げているのかな?という感じ

  • 索引を調べる

参考文献はあるが、索引は載ってない。参考文献からわかることは、ヒューム、JSミル、アダムスミス、ケインズといった古めの人たちの考えも使われてるんだなとか、やはり遺伝子やホルモンといった生物的観点からもアプローチしてそうだなということ。

  • カバーに書いてあるうたい文句を読む

「ココロの深奥に迫ろうとする経済学の新しい潮流を一望し、心理学、脳科学などの知見を援用しながら、謎に満ちた人間の不思議を解明します。」という部分が核だと思われる。新しい経済学の流れを一望し、人間の不思議を解明する本だとわかった。

 

『本を読む本』によると、ここでさらに念入りに読むべきか判断するという。とりあえず読み進めましょう!

 

  • その本の議論のかなめと思われるいくつかの章をよく見ること

よくわからないが、新しい経済学に関するわけだから、どう違うのかが書いてありそうな1章、タイトルである「ココロ」という単語がよく使われている7章を見てみる。

1章;丁寧にこの章のポイントが書いてあった。伝統的経済学は経済人(ホモエコノミカス、合理的で利己的な存在)を仮定し、ココロの作用は無視して行動だけを観察してきた。しかし現実人間は必ずしも合理的ではなく、ココロに目を向けようとしたのが行動経済学、ということらしい。

7章;ココロのクセををうまく利用することについて書かれた後、行動経済学・実験経済学・ビッグデータ経済学を新しい“エビデンス経済学”の三本柱として提唱したいようだ。

  • ところどころ拾い読み

全体を拾い読みする。特に最後の2,3ページは自分の仕事の真新しさや重要さを要約することが多いので必ず読む。筆者によると、経済学の新しい波が来ていて、それは行動経済学、実験経済学、ビッグデータ経済学の3つ。その中で今回は行動経済学をピックアップした、という感じか。

 

以上が「点検読書」の「組織的な拾い読み」でした。。。だいぶ長くなってきましたね。。。

次は第二段階「表面読み」です。これは、たとえ難しい単語や難解な説明がでてきて

 

 ・・・はい、とりあえず一通り読んでみました。

も、そこは飛ばしてまずはさっと全部読んでみようということを言っています。

 

『本を読む本』が想定しているような難解な本ではないので、つまずきの元になる単語や理論は少なかったように思います。

ただ問題があったとしたら僕の読むスピードが遅すぎました。スキマ時間を使って読んだとはいえ、1週間くらいかかりましたから…本慣れしてないのもあると思います。

 

「組織的な拾い読み」である程度把握した通り、行動経済学に関して、内容、成立の過程、関連学問(神経経済学など)を紹介し、新しい経済学が起こるぞ!ということだと思います。

 

  • 積極的な読者になるために 

 

さて、実は『本を読む本』には4つの読書レベルとは別に、質問を投げかけながら読もう!とあり、それが下の質問になります。

  1. 全体として何に関する本か
  2. 何がどのように詳しく述べられているか
  3. その本は全体として真実か、あるいはどの部分が真実か
  4. それにはどんな意義があるか

このうち1,2が「点検読書」で、3,4が「分析読書」で答えを得ておくべき質問だそうで、実際に答えてみました。

 

  • 全体に関してどんな本か

→著者が言っていた通り、行動経済学とその関連学問を、研究者のエピソードなどを交えながら紹介してくれている本。

 

  • 何がどのように詳しく述べられているか

→従来の経済学が想定していた「ホモエコノミカス」という利己的で合理的な経済主体は非現実的で、実際の人間は必ずしも合理的でなくても「今すぐ」や「確実」なものを選んでしまいがちといったココロのクセを持っている。また完全に利己的ということもなく、本来他人を思いやるココロも持ち合わせている。でもこのココロへの視点は実は経済学が生まれる過程において注目はされていて、昨今の行動経済学の盛り上がりはいわば「経済学におけるココロの復権運動」でもあり、最新の技術などと結びついて21世紀は経済学にあたらしい風が吹きそうだというような内容。

 

……

 

これで、『「ココロ」の経済学』の「点検読書」完了です。

多分自分でやるだけならそこまで時間かからないし、ここまで文章が長くならないとは思います。 最後まで読んでくれた方はご苦労様でした、本当に素敵です。(笑)

 

この上にまだ「分析読書」や「シントピカル読書」があります。むしろこっちが読書の神髄というか、「点検読書」なんて読書家的にはたぶん準備運動みたいなものでしょう。

 

「点検読書」程度で疲れてたらダメですね、「分析読書」がんばります。次はちょっと長さに気を付けながら(笑)

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